チャイルドレスキューセンター 〒164-0012 東京都中野区本町3−3−11−101
TEL 03−3373−9998 FAX  03−3373−9994 
(現在のところお問い合わせは電話・ファックス対応のみです)
http://www.childrescue.jp
チャイルドレスキューセンター主催 スマトラ沖地震チャリティー活動 インド編 
協賛  シンガポール航空 吉本興業株式会社 株式会社 イザワオフィス サンミュージックプロダクション
No2 第3日目(2月17日) 第4日目(2月18日) 第5日目(2月19日) 活動日誌目次へ


2005年2月19日(土) 第5日目

MAセンターの夜明け
この日はこれまでお世話になったMAセンターに別れを告げ、Kanniyakumari(カンニャクマリ)へ向かいました。「クマリ」とは「生き神様」という意味があるそうです。MAセンターではこれまでの感謝を込めて5,000rp(約15,000円)寄付させていただきました。

13時から21時まで車で移動する強行軍ですが、またあの愉しいドライバーさんが来てくださいました。途中スッチンドラム寺院へ立ち寄りました。ブラフマン、ヴィシュヌ、シヴァ神の祀られた大寺院です。18フィートのハヌマーン(日本で言う孫悟空にあたる)像で有名なところで、大勢の方が参拝されていました。 

ここは音を奏でる柱、ミュージカルピラーでも知られるところです。撮影禁止なのでご覧いただけないのが残念ですが、寺院の柱に美しい彫刻が施されており、また楽器としての機能も備えています。

Suchindrum temple スッチンドラム寺院
運良くその演奏者でナンバーワンの方がガイドについてくださり、その演奏を聴くことができました。石柱を手のこぶし、第2関節で叩くことで音を出します。長年演奏を続けてきたガイドさんは、そのため第2関節に大きなたこができていました。よく響く透明な感じの音で、複雑な音階も存在します。これは石柱のどこを叩くかにより音色が変わるようです。参詣者はその石柱に耳を当てて音楽を聴かせてもらいます。

またこの方は石のお神輿の担ぎ手でもあり、毎年神事の度に担ぐため肩の骨がしっかり張り出していて、お神輿がうまく肩に乗る形に変形している様子を触らせてくれました。

その寺院から30分ほどでカンニャクマリへ。インド最南端でアラビア海とインド洋とベンガル湾の交わるところです。これをTrivenisangam(トリヴェニサンガム)呼び、聖地でガンジーの遺灰に由縁があることからメモリアルホールも存在します。この地が次のチャリティー活動の場所となります。

ドライバーさんとホテルにて
長旅お疲れ様でした
Hotel Samudra  ホテル サムドゥラ 

2005年2月18日(金) 第4日目

途中休憩で

ドライバーさん スレッシュさん→

AIMS hospital
エイムズ慈善総合病院
画像は病院公式HPから
許可取得後拝借しています。
MAセンターから車で3〜4時間かかったコーチというところにあるAIMS(エイムズ)慈善総合病院を訪れました。ここはMAセンター主宰アマチの病院です。最新設備が充実し、癌やエイズなどに対応しているところで一般市民に開放されています。

ここまでの道のりはほとんど信号がありません。面白いのは追い越す度にドライバーさん独自のリズムでクラクションを鳴らすことです。これは警笛というよりも、愉しい音楽のように聞こえてくるものです。大変アーチスティックな才能のあるドライバーさんで、声で様々な音を模写し、ハンドルや車内装備をフル活用してひとりジュークボックス状態でした。
ドライバーさんのエンターテインメント付き安全運転のお陰で、一日の大半が移動だったこの日もあっという間に愉しく過ぎていきました。
左の写真はインドの赤ちゃんの足元を写したものです。
右足首のところに銀のアンクレットがあります。これは装飾だけではなく、赤ちゃんの歩く音に家族が敏感でいることで、子供の居場所を把握することにつながるという隠れた実用性もあります。

赤ちゃんが大きくなって自分で遊びにいけるようになると、このアンクレットはしなくなるようでした。

2005年2月17日(木) 第3日目
朝7時、前日下見をしたキャンプにやってきました。トタン製の仮設住宅がずらっと建ち並んでいます。キャンプでは朝ごはんの準備が進んでいました。被災以降ずっと毎食MAセンターの方がボランティアで炊き出しを行っています。MAセンターでは出家者以外は白い衣服を着用していることが慣例のようになっています。私達もそれに倣って白い衣服に白い割烹着で活動にあたりました。

16時には遠くの海岸線までエンジン付きボートで約1時間の移動です。

美しい夜明け

トタン製仮設住宅

集会場 登校前

MAセンターによる炊き出し
朝ごはん カレー、穀類

すれちがった子供達に

ボート

バックウォーター

船着場で遊ぶ子供

インドでは牛は特に
大切にされます。

街中でもこうした光景は
よく目にします。
こちらの会場では約1000人の方がお祈りの時間で集まっていらっしゃったのですが、19時半から1時間ほどかけて日本から購入したキャンディーをほとんどお渡しすることができました。

それからボートで帰宅しMAセンター到着が21時半すぎ。やっと夕食です。

ちなみにMAセンターは1人1泊150rp(約450円)で3食付です。食事は毎食カレーなのですが、毎回違うメニューです。またカレー以外にも洋食スタイルのキャンティーンがあるので長期滞在で別のものが食べたくなった時でも大丈夫です。お湯が1rp(約3円)ですから持参したティーバッグなどを使用できます。またバター・ジャム付トーストが10rp(約30円)、ベジタリアン用ハンバーガーが20rp(約60円)などです。


チャイルドレスキューセンター
(c) 2004-2006Childrescue Center   All Rights Reserved.  
無断転載禁止