スマトラ沖地震チャリティー活動 活動日誌 2005/2/19

2005年2月19日(土) 5日目

この日はこれまでお世話になったMAセンターに別れを告げ、Kanniyakumari(カンニャクマリ)へ向かいました。「クマリ」とは「生き神様」という意味があるそうです。MAセンターではこれまでの感謝を込めて5,000rp(約15,000円)寄付させていただきました。

MAセンターの夜明け

13時から21時まで車で移動する強行軍ですが、またあの愉しいドライバーさんが来てくださいました。途中スッチンドラム寺院へ立ち寄りました。ブラフマン、ヴィシュヌ、シヴァ神の祀られた大寺院です。18フィートのハヌマーン(日本で言う孫悟空にあたる)像で有名なところで、大勢の方が参拝されていました。 

Suchindrum temple スッチンドラム寺院

ここは音を奏でる柱、ミュージカルピラーでも知られるところです。撮影禁止なのでご覧いただけないのが残念ですが、寺院の柱に美しい彫刻が施されており、また楽器としての機能も備えています。

運良くその演奏者でナンバーワンの方がガイドについてくださり、その演奏を聴くことができました。石柱を手のこぶし、第2関節で叩くことで音を出します。長年演奏を続けてきたガイドさんは、そのため第2関節に大きなたこができていました。よく響く透明な感じの音で、複雑な音階も存在します。これは石柱のどこを叩くかにより音色が変わるようです。参詣者はその石柱に耳を当てて音楽を聴かせてもらいます。

またこの方は石のお神輿の担ぎ手でもあり、毎年神事の度に担ぐため肩の骨がしっかり張り出していて、お神輿がうまく肩に乗る形に変形している様子を触らせてくれました。

その寺院から30分ほどでカンニャクマリへ。インド最南端でアラビア海とインド洋とベンガル湾の交わるところです。これをTrivenisangam(トリヴェニサンガム)呼び、聖地でガンジーの遺灰に由縁があることからメモリアルホールも存在します。この地が次のチャリティー活動の場所となります。

ドライバーさんとホテルにて
長旅お疲れ様でした
Hotel Samudra  ホテル サムドゥラ