映像記録 2004年12月31日~2005年1月2日 秋田県男鹿市

2004年12月31日~2005年1月2日

取材地:秋田県男鹿市相川地区 

取材対象:なまはげ(最も厳格に昔からのやり方を踏襲)

「なまはげ」とは秋田県で年末に行われる冬の風物詩です。親子の絆を深め、親の威厳を示し、子供の善悪に対する判断基準を自然に教えるには絶好の機会です。土地を守る神さまとの信仰心を養い、地域ぐるみで「良心」を育てていくプロセスに大きな役割を果たしています。

私達取材チームは12月30日に神社等ロケハンですごし、31日大晦日夜の団欒中20数軒のお宅にお邪魔しました。そのうち7軒はお子さんがいらっしゃるご家庭でしたので、なまはげの迫力ある姿を間近で撮影することができました。翌1日、2日は神社参拝客に対し初詣の帰りになまはげ館で神楽が振舞われました。

年末に「なまはげ」として各家庭を訪問したメンバーが、迫力ある太鼓の音で人々の煩悩を消してくれるようです。新たな気持ちで新年を迎えるにあたり、清々しい時間の流れる空間でした。